低血糖・副腎・リーキーガットは併発しやすい

副腎疲労や低血糖などで調べてこのページにたどり着いたという人がほとんどだと思います。

 

僕も何年もこの分野に取り組み続けて色んな人を見てきた結果と傾向について記載をしています、実際に来た人にも同じような話をすると思いますので事前にご覧になって見識違いにならないようにしていただければ幸いでございます。

なぜ副腎・低血糖・腸を同時に考える必要があるのか?

  1. ストレスや食生活の乱れによって悪玉菌(カンジダ)が繁殖し、毒素により血糖値が下がる。
  2. 血糖値が下がると生命の危機なので副腎ホルモンを無理矢理出して血糖値を上昇させる。
  3. 大量の副腎ホルモンによって腸のバリア機能が弱化し、毒が腸をすり抜けて毛細血管内に侵入する。
  4. 最終的に肝臓が24時間、解毒業務をこなし続けてヘロヘロになる。
  5. 最後に副腎ホルモンも枯渇し、低血糖とバリア不可能状態が残る。

時系列で並べるとこんな感じです、普通に大量の副腎ホルモンを出さなきゃならない状況に問題があります。

ここからはパーツごとに説明いたします。

副腎について

今回も、僕が使っている副腎の話題を載せます。実際に来た人に行うことのある題材です。

まず副腎疲労は初期の警告反応期・中期の抵抗期・後期の枯渇期の3段階に分かれていて、医療にかかるのはほとんどが枯渇期です。

警告反応期ならストレスが襲ってきても副腎ホルモンが大量に出てくるので凌げますが、枯渇期になるとホルモンは出ないし1ヵ月休んだとか1回マッサージ受けたくらいでシワシワになった副腎が元の瑞々しい状態になるのは難しいです。

 

 

副腎を疲れさせる要素

  • 寝不足や長時間労働も良くないが、姿勢や局所的ゆがみも大事。
  • 冬に薄着でゴミ出し程度のような急な温度差でも響く人がいる。
  • 昇給しない、基本親が怖いなど長期ストレス因子も考えられる。
  • ペットロスや長期間の病気の後などは何しても即効性は無い。

原因としては食生活の乱れや電磁波も混在するでしょうが、自分のどこに問題があったかとか何を改善する必要があるかは考える必要があるでしょう。

たまに「ストレスではありません」と言う人もいますが、自分の事なんだからもうちょっと考えてくれよって思いますよね。

個人的には薄着・低血糖の放置・夜更かしが最も原因として多いと思っています。次にメンタル。

ついでに言うと、ビタミン欠乏・アルコール・多くの薬剤も副腎疲労に似た症状を呈します。

 

  • 砂糖・カフェイン・カリウムが副腎と相性悪い。

砂糖とカフェインは即効性があり、エナジードリンクなど今しんどいのを何とかしたいという場面では強力ですが、未来の自分の体には負担になるんです。ブドウ糖食べてる自律神経の人も同じ話です、そのうちブドウ糖じゃごまかせなくなることが予想されます。

ここに関しては腸活の話題と同じですが、糖単独は好ましくないです。

和食とか栗・枝豆・干し芋を勧めるという話です。

ちなみに我が家では外出時のお供におにぎりかカロリーメイトを持ち歩いています、カロリーメイトは夏に溶けないので強いです。

もしグルテンが気になるはソイジョイが持ち歩きやすい、大豆ですし。

さらに添加物までも気になる人は、豆乳あたりですかね。

 

あとカリウムは塩分を体外に排出してしまうから相性が悪いんです、だから果物や生野菜が好ましくないって話です。珍しい。

  • 塩分・ミネラルは副腎に必要

副腎疲労が起こると、塩分を体内でキープや再利用できなくなって尿から出てってしまいます。

今の時代だと深く考えないでしょうが原始人にとっては塩は貴重なので死活問題です、だから塩分をキープする仕事が副腎にはあるんです。

結果的には塩分やミネラルを人より多く摂った方が副腎機能の回復には良い。高血圧の人は受け入れがたいでしょうが、それ以外の人は全員やってほしい塩分ミネラル摂取です。

実際に首のコリや圧痛をみた後に塩水飲ませて再チェックすると痛さが減るんです、減る人は塩必要です。

おすすめ食品(良質なタンパク質と脂質がおすすめ)

緑黄色野菜・にんにく・ショウガ・玉ねぎ・パクチー、ハーブ、スパイスで解毒。

その他ではビタミンB群・ナトリウム・マグネシウム・カルシウム・貝類・海藻・オリーブオイル・ココナッツオイル

 

逆にグルテン・カゼイン・砂糖は全員ではないが合わない人がいる。

ちなみに、砂糖依存が治療において中々に手ごわいケースが多いです。

低血糖について

低血糖の人はサプリメントを飲んでる人が多く、良いことだとも思っています。

個人的には1日推奨量より多く摂った方がと思っています。

「そんなに摂ったら悪影響出るんじゃないですか?」と言われますが、風邪ひいた時だって粗食にしてビタミン大量に摂って免疫細胞活性化させて早期回復を図るじゃないですか。

自律神経だって同じです、そもそも体悪い人は吸収力低下してるから多く摂って初めて一般人の吸収量に追いつくと言って差し支えないです。

  • 低血糖は甘く見られがち。

実際に20年前に糖尿病外来で低血糖症の診断を受けて、自分でアレコレ対策を講じたが良くなることなくウチに来たという人が居たくらい自分1人ではどうにもならない事が多いのが低血糖症です。

むしろ若いうちに低血糖を患って治療しないでいると、学校の卒業や正社員としての就職が怪しくなるくらいまであります。

内臓機能を上げて体質を改善していくというのは整体の良い適応です。

  • そもそも低血糖が知られていない。

普通に話を聞いたりラインの相談を見ると即座に低血糖と指摘する局面は多いです、逆に言うとそれだけ知られていないということです。

「それ低血糖の症状ですよ」とわかる事がすべてのスタートですし価値のあることですが、病院で低血糖が見つかることは少ないです(糖尿病外来で検査のお願いをすれば発見されることもありますが、その後の体質改善など治療は無いので検査目的として)

腸活についての前提知識

  • 悪玉菌(主にカンジダというカビ)は生きているとインスリンという血糖値低下ホルモンに類似した物質を出す。
  • 空腹時に砂糖や黒糖を摂るとカンジダは一気に活性化する。

低血糖とリーキーガットと副腎疲労はセットであることが多いので、医療に行く前に自分で押さえておいた方がいいポイントです。

もしご自身が副腎疲労かもと思ってこのページを見てるとしたら、リーキーガットと低血糖も併発してるかもと思って読み進めてください。

ここで低血糖だけ思い当たることがあってブドウ糖やジュースで対策をとる、みたいな事をしてるといずれ抑えられなくなります。

ならば普通に和食を食べるのがいいですが、もし時間的胃腸的に不可能なら栗・枝豆・干し芋あたりが無難だと思います。

 

個人的にはジュースや菓子だと糖だけだから血糖値が急上昇して良くないという言い回しをしています。枝豆ならタンパク質もあり、栗やサツマイモだとビタミンミネラルがあって砂糖オンリーより血糖値上昇が緩やかなのが体への負担を少なくしているという考え方です。

  • カンジダを殺す食品もある。
  • カンジダは死ぬ時にアセトアルデヒドという毒を出す。

こういうページを見ている方は勉強家も多く、腸活のためにニンニク・ニラ・玉ねぎ(硫黄はカビに効果的)、ココナッツオイルなどのMCTオイル、マグネシウムで殺菌してみるという案もあるでしょう。

現にMCTオイルでカンジダを除菌できたとしても死に際にアセトアルデヒドを出すダイオフという現象が起こります。

アセトアルデヒドとは、簡単に言うと二日酔い物質です。

即ち、腸活を始めると二日酔いに似た体調不良になる可能性があるんです(3日~10日は続く)

その他の体調不良としては、全身の痛み・疲労感・発疹・胃腸トラブルなど。

誰でもなる可能性はありますが、特に状態悪い人とか悪阻の人とかに起こりやすい印象です。

 

腸活も徐々に始める必要があるのですが、ダイオフを知らないと具合悪くなって「自分には合わなかった」となってしまうので、他の詳しいサイトでダイオフについて調べても良いと思います。

自律神経の乱れについて詳しくはこちら

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