今回は、テニス肘の男性の症例です。(ゴルフ肘と呼ぶ場合も)
20年以上、毎週末にテニスをしていた男性。
たまに肘も痛くなる時があったそうですが、 今回は2週間前からテニスに⾏けないくらいの肘痛に襲われ、 休んでいても回復がみられないため奥さんの知⼈からの紹介での来院となりました。
⼀般的には肘の外側(親指側)に痛みが来ることが多いのですが、(パソコンのマウスの使い過ぎや⼿の使い過ぎでも発症することがあります)こちらの⽅の場合は内側(⼩指側)に悩みがありました。
専⾨⽤語を使うとフォアハンドエルボーと呼ばれています。(親指側はバックハンドエルボ ー)
ちなみに、この写真がフォアハンドの状況です。
症状としては、肘関節に⼒を⼊れて曲げた時の痛みが主で、2週間経ってもテニス肘の症状に変化がないというのは⼤変です。
普通なら休めば改善されることが多いので(また再発するかもしれませんが)
最初の2週間は背⾻や左⾜⾸のゆがみを調整し、 来院後2週間で、10段階の5程度でテニス復帰をしてもらいました。
本⼈とお話をして5のチカラでテニスをしても肘に問題がなかった、次の⽇に痛み出すこともなかったので次週には7〜8のチカラでやってみてくださいと伝え、了承してもらえました。
それからゴールデンウィークもあり3週間は8程度でのプレー状態から動かず。
最初の来院から⾏っていた肘関節屈曲時の痛みも残っていたのですが、7回⽬の来院時に右⾜⾸を外側に曲げてもらいながら肘を曲げてみてもらったところ痛みが完全に消えていました。抵抗をかけながらの肘の動きも完璧でした。
この後、10のチカラでテニスをしても問題はなかったので8回⽬にして治療は終了となりました。
今回は7回⽬で右⾜⾸のズレが⾒つかりましたが、腕が痛いからといって腕だけにとらわれていたら今でも痛いままだったと考えられます。(初回では隠れていて見つからない場合も)
もしかしたら今これを読んでいるあなたか、知⼈友⼈の誰かがずっと腕が治らないと悩んでいるかもしれません。
この場合、症状のある肘周辺を追いかけるより原因となっている部位の特定が⼤事になってきます。
もし、注射・湿布・患部のマッサージで良い結果が得られないとしたら、肘以外に原因があるかもしれませんので、ぜひご相談くださいね。
お電話ありがとうございます、
自律神経専門整体 福耳整骨院でございます。